病院の管理運営を円滑かつ積極的に実行する能力および適応力をそなえた人材
病院・医療を取り巻く環境が年々厳しさを増すなか、働く人の能力とモチベーションを最大限に高めて組織力を発揮し、目的を達成するマネジメントが病院には必要です。
病院経営管理士は、多職種との緊密な連携により病院の管理運営を行う、病院経営のスペシャリストです。
自己研鑽と弛まぬ努力が必要であり、自らの活躍の有無が病院の盛衰に関わる、重要な役割を担うのです。
一般社団法人日本病院会の「病院経営管理士通信教育」は、病院管理運営を円滑かつ積極的に実行する能力および適応力をそなえた病院経営管理士を養成することを目的とした2年間の通信教育です。
1978年より事務長養成課程通信教育として開始し、入講者数は、第46回(2023年7月入講)までで1,619名、卒業者数は第43回(2022年10月)までで1,203名となり、「病院経営管理士」資格認定者数は956名を数えます。経営管理者は病院という組織医療を実践する上で、多くの知識が求められます。そのため科目は医療全般を網羅し、39科目49単位で構築され、リポート・スクーリング・試験・卒業論文に取り組み、全ての要件について合格基準を満たした方に卒業資格が認められ、一般社団法人日本病院会認定の「病院経営管理士」として登録されます。
多くの卒業生が、習得した知識を活用し病院経営をリードする人材として各分野でご活躍されています。
責任ある日常の仕事を進めながら、スクーリング・リポート・試験・卒業論文という2年間の受講を継続することは大きな試練であり、容易なことではありません。しかし、共通の目的を持ち切磋琢磨した同期生とは強い絆で結ばれ、ともに困難を乗り越えた仲間という何物にも代えがたい資産となるのです。
この新しい人脈の形成と不撓不屈の精神は、今後の大きな支えとなるでしょう。